25歳の時に職業訓練校へ
私は25歳の時に都内の「Webデザイナー・ディレクター養成科」の職業訓練校に半年間通いました。先に言うと行って良かったです。そのお陰で未経験からWebデザイナーとして就職できただけではなく、同じ志を持つ仲間ができたので、かなり恩恵を受けました。
ただ人それぞれメリット・デメリットがあるので経験談を元に考えていきたいと思います。
職業訓練校とは?
国や自治体が運営している、就職の為に必要なスキルを学ぶ場です。
テキスト代などは自己負担(私の場合は1万円弱)ですが、基本的に受講自体は無料で受けられます!前職で雇用保険に入られてた方なら失業保険を受給しながら受講でき、失業保険がない方は条件をクリアすれば補助金を受給しながら受講できます。
職業訓練は需要が伸びていることもあり、年間30万人に利用されています。申込みは自分の住んでる地区のハローワークで行います。
この制度を知った時、衝撃を受けました。無料でしかも補助金を貰いながら就職のためのスキルが学べるのかと。利用しない手はないと思いました。笑
本当に無料で受けられるの?ってくらいの、たくさんのジャンル(事務・介護・建築・プログラミングなど)があります。詳しくはお住いのハローワークのWebサイトを見てみてください。
Webデザイン系の職業訓練校を選ぶポイント
Webデザイナー養成科といっても、都内ですと何箇所もあるのでどこがいいか迷うと思います。まず、場所も様々で、専門学校や大学、資格の学校や、会社で行っている場合もあります。
私の場合は制作会社で行っているところに決めた為、書籍に書かれてないような実践的なスキルを学べたのは大いに役立ちました。
Webデザイナー養成科に入るのであれば、制作会社で行っているところを選ぶのをオススメします。
職業訓練校のデメリット
面接で落選したら次の機会を待つことになる
訓練校は生徒の定員が決まってます。その為多数の応募がある場合、面接にて選考が行われます。また、1つの訓練校で同じ講義が開催されるのは大体年に4回程なので、どうしてもその訓練校に入りたい場合は次の機会まで少し時間が空いてしまいます。
必ずしも就職できるわけではない
当然なのですが、訓練校に通ったからと行って必ず就職できるわけではありません。
なのでその業界で就職する、と言う強い意思が必要になります。
Webデザイナーは就活の時にポートフォリオ(作品集)が重要になってきますので、就学中にしっかり作品を作り込むのが重要だと思います。
講義の質は入ってみないとわからない
訓練校もそれぞれホームページを立ち上げて講師の経歴など載せているところもありますが、そこまで詳細は記載されていないのでやっぱり講義のクオリティは入ってみないとわかりません。
私が通っていた訓練校は、講師は皆現役のプロで知識が豊富でしたし、HTMLやデザインツールの操作(PhotoshopやIllustrator)だけではなくSEOや動画編集の講義もあり無料とは思えない程、質も高く充実していました。
職業訓練校のメリット
知識がなくても1から学べる
私はHTMLの知識もデザインの知識も全くない状態で入りました。
それどころかPCのショートカットや拡張子と行った基礎知識もない状態。 Webデザイナー養成科に入校するには、ある程度PCを触れることが条件ですが、それでもファイルの管理やショートカットなど基礎的なことから教えてもらったのでPCをより使いこなせるようになりました。
受講者の年齢層が幅広い
年齢や前職は様々で、私のクラスは20人クラスでしたが下は24歳、上が42歳と様々で、男女比率は3:7と女性が多めでした。
DTPの経験者はいましたが、ほとんどがWebに関しては未経験者でした。 なので、スタートするには何歳でも遅くないと思います。
独学よりも圧倒的に楽
これは私個人の感想ですが、独学だと強い意思がないとなかなか続きませんし、1人で黙々と勉強するのが苦手だった私には訓練校に通って学ぶことが合ってました。
知り合いが増える
これは運ですが、私が通った訓練校は、たまたま歳の近い子が何人もいたのでとても刺激になりました。 社会人になってからまた何かを一から学ぶという不安の中、励ましあえる仲間ができたのはとても心強かったです。
訓練校修了後は、全員Web業界で就職に成功し、今でも連絡の取り合う関係が続いています。
就職先の斡旋をしてくれる
職業訓練校なので当然なのですが、就業中、その業界の派遣会社やエージェントが出入りし、就職先を紹介してくれるので就職しやすいです。特に既にその訓練校を修了されている方の就職先は採用されやすい印象を受けました。
振り返ってもメリットばかりで悪い点はほとんど見つかりませんでした。 参考になると嬉しいです。